ノーベル賞受賞おめでとうございます
ノーベル医学生理学賞
大村 智 北里大学特別栄誉教授
が、ノーベル医学生理学賞を受賞されました。
![大村智教授](https://www.tomojuku.com/blog/wp-content/uploads/2015/10/d7a3ddd10e5d9ade9476a2d98f96cc9f-300x197.jpg)
この写真はネットから引用しています
おめでとうございます。
日本にこんなに素晴らしい方が、いらっしゃったのだと、
心が熱くなりました。
平成の野口英世
大村 智 北里大学特別栄誉教授は、
毎年、3億人もの人々を救っていることから、
「平成の野口英世」と称えられているそうです。
![カロリンスカ研究所](https://www.tomojuku.com/blog/wp-content/uploads/2015/10/2799d33cf16dc779ef23b11cbc3e8b30-300x225.jpg)
カロリンスカ研究所
ノーベル賞を選考するカロリンスカ研究所が
大村 智教授を選んだ理由は
「何億もの人々を苦しめた寄生虫による病気の
革新的な治療に貢献した。
人類の健康への貢献は計り知れない」
ということです。
この、何億もの人々を苦しめた寄生虫による病気は
「オンコセルカ症」と言います。
オンコセルカ症(河川盲目症)
オンコセルカ症は、寄生虫によって引き起こされる
目の感染症です。
最悪の場合失明してしまいます。
オンコセルカ症は、「六大熱帯病」の一つで、
一年で1800万人が、感染していた時期もあるそうです。
そんな病気の特効薬「イベルメクチン」を
大村智教授が開発されたのです。
イベルメクチン
![イベルメクチン](https://www.tomojuku.com/blog/wp-content/uploads/2015/10/2598fe9f70e6af1a96e6de08a31d845d-300x220.jpg)
イベルメクチン
オンコセルカ症の特効薬である抗生物質
「イベルメクチン」の素晴らしいところは
「年一回でいい、錠剤で摂取できる」
ということにつきます。
なぜなら、注射や点滴ではないため、
医者の助けがいらないのです。
患者さん自身が、簡単に飲んで治せるのです。
オンコセルカ症は、病院やお医者さんの少ない地域の
病気です。
こうしたことが、いかに大切か!
かつては、アフリカで、毎年
オンコセルカ症のために、5万人以上が
失明していた、という報告もあります。
それが、WHO(世界保健機構)によると、
2020年代までには、撲滅できるそうです。
イベルメクチン、つまりは大村教授のおかげです。
イベルメクチンとわんこ
![柴犬](https://www.tomojuku.com/blog/wp-content/uploads/2015/10/shiba-300x225.jpg)
柴犬
突然ですが、犬を飼ったことがありますか?
昔のわんこに比べ、今のわんこは寿命がとても延びました。
こらが、なんと「イベルメクチン」のおかげなんです。
昔のわんこは 蚊によって感染してしまう、
フィラリアによって、多くが命を落としていました。
今は、イベルメクチンを使った、
フィラリアの治療薬があるため、
わんこの寿命はぐ~んと延びたのです。
大村教授は、人だけでなく、わんこ達の命も
救っています。
本当に本当に、ありがとうございます。