受身・初めに

どうして、初級者用「受身」文法が必要か。

受身は、いろいろな解釈のある表現です。
受身の分け方も、研究者によって様々です。

受身に限らず、
日本語の表現・文法には、
様々な解釈があります。
研究者ごとに違うと言ったら、
乱暴すぎるかもしれませんが・・・・・・。

教案を書く前には、受け持った課の表現を、
意味や文法用件などで、分けていく作業があります。

すると、表現(A)と表現(B)は、

受身の教案の書き方

受身の教案

重なるところがあります。

この重なった濃いピンクの部分は、
A、B表現の類似性の高いところ。
A、B表現の両面性を持っている箇所です。

中・上級では、
その似通っているところの
違いを学習したりもします。

しかし、初級では、
そのように難しいことはできません。
学習者の語彙、持っている文法知識が、あまりにも少ないからです。

初級では A、B表現の重なったところから、
なるべく遠いところを勉強します。

その方が違いが際立ちますし、やさしく感じるからです。

そこで、受身にも初級者用の文法が必要になります。
日本人向けではなく、外国人学習者が、日本語を覚えるときに
役立つ文法です。

受身のいろいろな分類

受身には様々な分類方法があり、
呼び方もさまざまです。

「直接受身」「直接対象の受身」「相手の受身」
「間接受身」「第三者の受身」「持ち主の受身」
「自動詞の受身」「中立の受身」
「迷惑受身」「はた迷惑な受身」「まともな受身」
「有情の受身」「無情の受身」「内容の受身」

ざっと思いつくだけでも、これだけあります。

初級学習者にとっては、どの分類方法が、わかりやすいのでしょうか。
あるいは、
「分類しない方がいい」という、選択肢もあると思います。

初級の時によく使うのですが、
これは「例外です」とだけ、伝えておき、
中・上級でもう一度、詳しく学ぶ、という方法も有効です。

以前「みんなの日本語」というテキストで、受身を教えていたことがあります。
そのときは、受身を定着させることが、とても難しく、試行錯誤の連続でした。
そこで、その体験を踏まえて、「受身について」考察していきます。

続きはこちらをご覧ください。
>>受身の分類「みんなの日本語」「大地」

ではでは ニゴでした。

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