2020年のご挨拶に代えて

みなさん、こんにちは。
日本語教師を応援している仁子(にご)真裕美です。

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本とラグビーと「One team」

令和元年(2019年)の後半は 
ラグビーのワールドカップ一色でした。

4年前の大会では
今回の優勝国、南アフリカを破った奇跡的な試合がありました。

しかし
試合の放送時間が深夜だったこともあり、
平均視聴率は わずかに4.9%

ところが
今年のワールドカップは
スコットランド戦の瞬間最高視聴率が
なんと53.7%という驚くべき数字をたたき出しました。

これは
2019年に放送された全番組の中で最高の数字です。

さらに
去年の新語・流行語大賞に「 one  team 」が選ばれるなど、
ラグビーは国民的なスポーツとして大きな一歩を踏み出しました。

数ある新語・流行語の中から
one  team 」が大賞に選ばれたことを
私はとてもうれしく思っています。

どうしてか。
それは

ラグビーの「one  team 」という考え方が
日本のあるべき姿を指し示している

と思うからです。

ラグビーの属地主義

ラグビーのワールドカップは
オリンピックやサッカーのワールドカップとは違い、
属地主義をとっています。

属地主義とは
 3年以上継続してその国、その地域に居住していれば
 国籍に関係なく、住んでいる国の代表として
 大会に出場できる
という考え方です。

つまり
「日本に住んで、日本のために頑張ってくれている人は
もう、日本のメンバーとなってください。
国の違いなんて関係ありません。
私たち日本人と一緒に戦ってください。」
ということです。

これは
未来の日本の姿ではないのかと思うのです。

 

日本は
このまま少子高齢化が進んでいけば
やがて
立ち行かなくなります。

もし、
ラグビーのような形で
日本という土地で
日本のために頑張ってくれる人たちと一緒に

日本という国を創っていくことができれば
そうできれば
少子高齢化という問題の解決にもつながっていくと思うのです。

ある若者のつぶやき

こうした「 one  team 」の流れは
スポーツ界だけではなく、
芸能の世界でも起こっているようです。

これは、とある番組で
ジャニーズの若手グループである
Sexy Zone(男性アイドルグループ)のメンバー
中島健人さんが ぼそっと言った言葉です。

「 僕たちSexy Zoneがデビューする前までは
デビュー組は日本人で構成されていた。
でもSexy Zoneからマリウスが入った。
ジャニーズは僕たちから
グローバル展開の第一歩を踏み出したんだと思う。」


国籍や人種の壁を乗り越えて
日本人と一緒に仕事をしてくれる外国の方が増えています。


中島さんは身をもって
そのことを実感しているのかなあ、と
この言葉から感じた次第です。
(勝手にですが・・・・・・)

 

日本語教師にできること

私たち日本語教師は
日々、クラスが「one  team 」になるべく頑張っています。
(日本人はたったの一人ですから、
ラグビーチームよりある意味すごいですね。)


これからの時代
私たちには大きな役割が待っています。


違う国の人と暮らしていくことに
大きな不安を感じている日本人。

そして
外国から来た人は「日本でやっていけるのだろうか」と
もっと大きな不安を感じています。

人は
知らないこと、わからないことに対して
不安や 時には 恐怖さえ感じます。

外国を 外国の人を
あまり知らない人は
「彼らと一緒に生活するのは何となく不安だ。」
と感じてしまいます。
そう感じるのは至極当然なことです。


私たちは幸い両者を理解しています。
日本人も、海外から来た人のことも。

両者をつなぐ大役を担えるのは
私たちではないでしょうか。

全く違う文化の人たちと
ともに暮らしていくには
乗り越えなければならない課題もたくさんあります。

しかし
お互いにぶつかり合っても、
あきらめずに話し合い、
譲れるところは「お互いさま精神」で
譲り合っていければ

ラグビーの「one  team 」のようになれる、
と思うのです。

私たち日本語教師は
様々な国の人とかかわっています。

様々な国の人とともに学ぶのは
大変なことも、苦労もあるけれど、

反対に
その何倍も、何十倍も楽しいことがある

ということを知っています。

「一人一人違っていい」
「違うからこそ面白い」
「違うことの中から たくさんの素晴らしいものが生まれてくる」

こういったことを
身をもってわかっているのは私たちです。

「違いを乗り越えたところに希望がある」

このことを実体験としてわかっている私たちは
不寛容なこの時代に
風穴を開けることができるはずです。

一人では無力だと感じてしまうこともあるけれど、
目を凝らして周りを探してみれば
そう想っている人たちが
案外身近にいるはずです。


倦まず、たゆまず、とは言いません。

ただ、どんなことがあっても
希望の光だけは消さないで、
心に止めておいてほしいと思います。

疲れた心をいやすために
やむを得ない事情のために
前線から離れなければならないこともあるでしょう。

でも、元気になったとき
学生のはじける笑顔を思い出してください。

「たかが日本語教師」だけれど、
「されど日本語教師」という気概を持って
少しでも希望の持てる世の中になっていくように、
歩んでいけたらと思います。


ともに頑張っていきたいですね。
本年も
よろしくお願いいたします。

 

ではではニゴでした。

 

 

 

 

 

 

 

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