「~ために」表現(2)目的

「~ために」表現の意味(2)目的

「~ために」表現には(1)原因・理由(2)目的の二つがあります。
ここでは(2)の目的を見ていきます。

●「~ために」の目的表現は、

『ワールドカップで優勝するために、練習する。』

のように、はっきりとした目標をもち、
それを目指して行動する、
そんな時に、使います。

「~ために」表現(2)目的の意味・用法

動詞辞書形 + ために : 車を買うために、貯金しています。
名詞の   + ために : 就職活動のために、黒いスーツを買った。

(例1)大学に入るために、勉強しています。

   前文   ために、     後文       

●前件の文は、話し手の目的、
後件の文は、その目的を実現するための行為・手立てを表します。

(例2)A海外旅行をするために、Bパスポートをとる
A:話し手の目的
B:それ(A)を実現するための、手立て。

(例3)A医者になるために、B医科大学を受験する
A:意志的な動作により実現すべき目的
B:その目的を実現するための行為

●このように前件の文は、話し手の目的を表すので、意志的な動詞を用います。

●前件の文と後件の文の主語は、同一人物です。

(例4)学費を払うためにアルバイトをしています
学費を払う人    = わたし
アルバイトをする人 = わたし

●目的を表す「~ために」は、原因・理由の「~ために」とは違って、
後件の文に、意志表現が使えます。後件の文には、
「~てください」「~ています」「~たほうがいいです」「~なければなりません」
など、いろいろな表現が使えます。

(例4)病気を治すために、薬を飲まなければならない。
(例5)安全のために、シートベルトをしてください。
(例6)いい写真を撮るために、一眼レフを買おうと思っています。

●「~ために」の「に」は、省略されることもあります。
意味は変わりません。

(例6)試験に合格するため、勉学にいそしむ。

「~ために」表現(2)目的のポイント

Aコンクールに優勝するために、B一日8時間以上ピアノを弾く

Aために、B。 *A=B(AとBは、同一人物)
*A、Bには、意志動詞を多く使う。

「名詞の + ために」目的以外の意味

「名詞の + ために」(1)恩恵・利益・貢献

「名詞の + ために」の名詞が、人や組織の場合、
「名詞の利益のために」「名詞に恩恵を与えるために」
「名詞に貢献するために」といった、意味にもなります。

(例)恋人のために、婚約指輪を買う。
(例)父は家族のために、毎日働いています。
(例)会社のために、この秘密は絶対に守ります。
(例)国のために、海外でITの技術を磨きたい。

「名詞の + ために」(2)用途

用途を表します。(目的の中に含めることもできます)
(例)この大きなはさみは 枝を切るために使います。
(例)この箸は かき混ぜるために使います。
(例)このメガネは パソコンから目を守るためにかけます。

●「~ために」の原因・理由の意味用法は こちらをご覧ください。
>>「~ために」表現(1)原因・理由

●「~ために」表現の注意すべき点は、こちらをご覧ください。
>>「~ために」表現(3)目的の注意点

ではでは ニゴでした。

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