「~ために」表現(1)原因・理由

●「~ために」の表現は、次の二つの意味・用法があります。
(1)原因・理由を表す

動詞た形 + ために
名詞の  + ために

(2)目的

動詞辞書形 + ために
名詞の   + ために

まず、原因・理由の「~ために」をみていきます。

「~ために」の表現(1)原因・理由

●動詞た形 + ために : 雪が降ったために、電車が止まった。
●名詞の  + ために : 雪のために、   電車が止まった。

   前文  ために、   後文    

●「~ために」を使った前文で、後文の原因・理由を述べます。

●前文・後文の因果関係(原因・理由と結果)や事実関係を
論理的に述べるときに使います。

(例1)きのう大雨が降ったために道路が冠水しています
   .                    . (原因)        (結果)

(例2)バスが遅れたために遅刻しました
  .                   (理由)     (結果)

●前文・後文の因果関係(原因・理由と結果)や事実関係を述べるときに使うので、
後件の文には、判断、命令、依頼、意志などの表現は使えません。

(例3)熱が出たために、卒業式に出られなかった。

(例)×大雨のために、今日の遠足は中止でしょう。(判断)
(例)×大雨のために、傘を持っていきなさい。(命令)
(例)×熱が出たために、学校を休ませてください。(依頼)
(例)×熱が出たために、学校を休もうと思う。(意志)

(例4)数学の点数が悪かったために、合格できなかった。

●(例1)~(例4)を見てもわかるように、
悪い結果になってしまったときに、多く使います。

(例5)火山が爆発したため(に)、住民は避難しなければならなかった。

●「~ために」の「に」は、省略されることもありますが、
意味は変わりません。

(例6)浅間山は噴火する恐れがあるため、入山しないでください。
(例7)風邪のため、欠席しました。
(例8)ただ今、品川駅で人身事故が起こったため、電車が止まっております。

●書き言葉でよく使われます。

●欠席届などの届け出や書類を書くとき、
公共のお知らせやアナウンスなどでも、使われます。

(例9)親来たために、夜、遊びに行けなかった。

●前件の文の主語は、「」をとります。

(例10)子供が熱を出したために、仕事を休んだ。

●前件の文と後件の文の動作主が、違っていてもかまいません。
前件の文の動作主:子供
後件の文の動作主:わたし

「~ために」表現の目的をご覧になりたい方は
こちらをクリックしてください。
>>「~ために」の表現(2)目的

ではでは ニゴでした。

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