成人式

詩人、堀江菜穂子

2015年4月7日、生まれたときから難病に苦しんでいる
堀江菜穂子さん
について、書かせていただきました。

以下が堀江菜穂子さんの人となりと、彼女の詞です。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。

>>脳性まひ・声なき詩

そして、2016年1月、
堀江菜穂子さんのお父さまが書かれた新聞記事を
見つけました。

詩人、堀江菜穂子の父からの言葉

2015年の成人の日に
堀江菜穂子さんは、一編の詩を書いていらっしゃいました。

その詩を
堀江菜穂子さんのお父さまが
今年の成人の日の新聞に投稿なさったのです。

(ご本人のお父様からのメッセージ)
娘が昨年(2015年)の成人式にあたって書いたメッセージです。
1年遅れですが、ご一読いただければ幸いです。

わたしはへいせい6年の10げつ19にちにうまれました

そのひのことは もちろんおぼえていないのですが

ははのきおくには ふかくやきつきました

わたしがのうに ひどくしょうがいを おってしまったからです

わたしの20ねんは ずっとねたきりの人せいでした

きょう わたしもみなさんとおなじ せいじんしきをむかえます

はたちまでいきることは むりだといわれていたわたしが

ここまでいきてこられたのは

りょうしんのふかいあいじょうのおかげです

わたしはねたきりで

せいじんしきに しゅっせきすることはかないませんでした

きょう しゅっせきしているみなさんは

きっとじぶんのあしで このかいじょうまでこられたのだとおもいます

ぜひそのことにかんしゃしてください

きょう うちにかえったら ぜひごりょうしんに

かんしゃのきもちをつたえてほしいとおもいます

<おなじはたちのせいじんしきのひに ベッドの上から>

心の劣化

1年前、堀江菜穂子さんの詞を読んだとき、
あんなに感動したのに、

すっぽりと、丸ごと忘れてしまっていました。

菜穂子さんのお父さまが、
新聞に投稿してくださらなかったら、

あの日の感動は、
永遠に思い出さなかったかもしれません。

日々の生活に追われ、
それを言い訳にしながら生きている・・・・

自分の心の劣化に
恥ずかしくなりました。

いろいろなことで
自分の了見の狭さに悲しくなり、
落ち込んでいた時に

見つけたこの投稿。

堀江菜穂子さん

そして、菜穂子さんのお父さま

どうもありがとうございます。

私も菜穂子さんの優しい心に
すこしでも近づければいいなあと、

いま一度、自身に言い聞かせました。

心がざわざわした時、
堀江菜穂子さんの詞を
もう一度、読ませていただきます。

ありがとうございました。

ではではニゴでした。

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